普通の日記

思ったこととか感想とか。

「俺はヤンキーになりたかった。」

2019年5月15日〜5月19日まで「新宿村LIVE」という小劇場で公演されていた舞台「俺はヤンキーになりたかった。」(通称・俺ヤン)を観劇しました( •⌄• )◞


主演は木津つばささん、出演者には上仁樹さん、瑛さん、岸本卓也さんなど現在の舞台を牽引する方々がいらっしゃいました(余談ですが私は岸本さん推しです)(超余談)

脚本は藤田富さん、演出はこの舞台の企画団体である「ToyLateLie」の萩原成哉さんです!

最強ヤンキー軍団をまとめる戸塚(木津)
そんな戸塚には"秘密"があった。そう、実は
"ヤンキーになりたかった"だけ

憧れの兄貴として戸塚を慕う宮田(上仁)
戸塚との出会いはまさに一目惚れだった
負けた奴の下につくという掟を守る鮫島(高田誠)
戸塚に咬まされた一発により戸塚の下につくことを決める。

そんな中、赤城(平松可奈子)を擁する人気アイドルユニット『虹色の飛行少女』との合コンが勃発
急接近する"ヤンキー"と"アイドル"
"アイドル"を守るために最強ヤンキー軍団は立ち上がる。

戸塚は秘密を守りきれるか、仲間を守りきれるか、"アイドル"を守りきれるか

『ヤンキーが頭をさげるのは、仲間を守るときだけだ!』

これはチラシなどに掲載されているあらすじ。(敬称略)


もう面白くないですか?


実際、死ぬほど面白かったです。ストーリー面においてもキャストさんの演技やアドリブにおいても、どのシーンを選んでも面白かったです。100点満点中500点です。


全シーン洗い出すとキリがないので、お気に入りのシーンなどを書いていこうかな〜と思います。


  • 殺陣(ケンカ)のシーン

これは冒頭からもありますし、劇中の色んなところで見ることができました。とても本格的!殴ったりするリアルな効果音も相まって、息を飲んで見ていました。この殺陣の稽古をされたのは「@emotion」という団体の門野翔さんです。

ま〜〜みんな強い強い…。一瞬の隙もなく殴ったり蹴ったり、それもしかも回し蹴りをしたり相手の方を振り向かずに蹴飛ばしたり、本当に最強のヤンキー軍団だ…といつも思ってました。俳優さん、恐るべし…。

  • たくさんのキャストのアドリブと日替わりネタ

一生分笑いました(盛りました)やっぱりドラマや映画と違い、なまものである舞台を見る醍醐味の一つは「アドリブ」や「日替わりネタ」だなと、俺ヤンを観てつくづく思いました(笑)私は4公演しか観ることができませんでしたが、その4公演常に笑って楽しませて頂きました🤣🤣あんなに舞台上でパン食べる人もいないしあんなに長ランブンブン振り回す人も普通いません!!!wwww

モノマネをしたり小道具を使ったり…🤔だってアドリブが面白すぎて他のキャストさんが笑いを堪え切れないことが何度もありましたもん!(笑)

個人的には、戸塚がピコピコハンマーで榊原を叩くシーン、千秋楽ソワレ(夜公演)の「あのー………この辺にこれくらい(指で表すが1cmないくらいちっさいジェスチャー)の萩原成哉見ませんでした?」「え?」「ToyLateLie!!!(ピコッ!)」「(叩かれてふらつきながら)次回公演は8月…っ」て言うシーンが最高に笑いましたwwww仲の良い、信頼関係がすごく築かれた座組だなあと思いました🥰



あとメロンパンこぼしすぎ



榊原パイセン、大千秋楽にしてパンを口に頬張りすぎてアドリブの芸人モノマネも出来なければセリフも言えない(笑)笑顔で乗り切ろうとするが戸塚に「笑顔の意味はわかんねーけど」とばっさり切られる。アーメン。


  • 女子ドル「虹色の飛行少女」(通称・虹ひこ)

可愛い。あと可愛い。そして可愛い。え?可愛い。


「舞台発アイドル!」といって、舞台の中から生まれたアイドルちゃんです。鬼クソ可愛くて鬼クソ脚細くて鬼クソ顔ちっさい。同じ人間なのか?

ストーリー内では橋本(瑛さん)と榊原(岸本さん)がこの虹ひこ🌈メンバーのセンター、赤城希望(平松さん)推しを公言しています。通称・のぞみん。可愛いもんね、そりゃあ推すよ。ちなみに私は黄色メンバーのくるみん(山岸さん)推しです。山岸さん、生年月日が西暦から全部同じなんですよ。そりゃ気になっちゃいますよね!推せます。この舞台をきっかけに推し始めました。面会させて頂いてお話もさせて頂きました…!尊い尊いししんどい…。

この山岸さんを筆頭として、虹ひこ🌈はダンスが上手い!ものすごい上手い!劇中に新曲を披露するシーンがあるのですが、パワフルなダンスと華麗なフォーメーション…新宿村LIVEが一気にLIVE会場になりました。心の中でペンライトぶん回してました。


※以下、まとまりのない超絶個人的な感想や考察


この舞台は「アオハル」をテーマに作られていて、仲間を思いやる気持ち、誰かを助けたいと思う気持ち、人を好きになることの面白さ、たくさんのアオハルがつまった物語でした。

私の学生時代はそれなりに楽しかった思い出もあったけど、苦しく辛いこともたくさんあった。学校に行きたくなくて周りの人が信じられなくて、学校なんて燃えて無くなってしまえばいいのに、と思うこともあった。

けど、この俺ヤンの世界の1時間50分には、そんな辛いことも忘れてしまうような、学生時代っていいものだな、高校生って楽しいんだな…そう思わせてくれる力があった!

今日のソワレに向かう時に「これから受付を済ませて席に着いたら前説が始まって、オープニングがはじまる…1時間50分経ったら終わっちゃうんだな…」と思って、もはや終わってほしくなくて、行きたくないなとも思ってしまいました。楽しみになのにね、逆にね(あえての逆ぅ!!!!by 榊原軍団)

それくらい、楽しい作品だったんです。新宿村LIVEに、たくさんの青春が詰まっていました。これ打ちながら泣きそう。

この公演中によく感想を書いていたのですが…


これ、まさにそうなんですよね。勝手に思ってるだけなんですけど…。「ヤンキー軍団」なんてワードがあるくらいだから一見したらどんなストーリーなんだ…?と思ってしまうかもしれない。でも登場人物のことを考えてみると、守りたいものを守るために奮闘する人、尊敬する人にしがみつこうと奮闘する人、好きな人を手に入れたくて奮闘する人、みんな「目指す場所を目指して一生懸命」な人ばかりなんですよ。だから、その熱い想いが伝わるから、俺ヤンの世界観に入り込んで観ることができたのかな…と思いました。



あとこれ。これはさすがに的外れというか解釈違いかと思いますが…。宮田は戸塚を見てヤンキー教えてください!って言ってるし、希望はヤンキーを隠してキャピキャピして戸塚にアピールするけどやっぱりゴリゴリのヤンキーである本当の姿を見せたし、何より橋本たちはヤンキーものの演目を練習していた訳だし…。うーん🤔萩原さんや藤田さんに、俺ヤン振り返りネタバレトークとかしてほしいな(笑)





図々しく上から目線で何を言ってるんだ?て感じでサーセンした…( ・᷄-・᷅ )





最後になりましたが…。劇団ToyLateLie様、萩原成哉様、藤田富様、主演の木津つばさ様、そして本当に素晴らしいたくさんのキャスト様方。

カッコよくて、可愛くて、泥臭くて、切なくて、熱くて、感動する青春を届けてくださり、共有してくださり、本当に本当に…

あざした〜〜!!!



2019.05.19
もえ